Baleia


Baleia 商品コンセプト

Baleia・・・スペイン語で「クジラ」のこと。
日本人の生活に根付き、文化でもあったクジラ。
食文化としてだけではなく、縄文時代や弥生時代には狩猟具として、他にも工業製品を
加工する作業台や、宗教儀式でも使われていました。
江戸時代には燃料としても使われ、根付を始めとした鯨細工、
また喫煙具や印材など様々な工芸品も生み出し日本の伝統文化としても受け継がれています。
日本人は、クジラを愛し、食べるだけではなく、骨はもちろん皮・歯・ヒゲに至るまでほぼ全部を有効利用してきました。
私たちは、クジラを扱う専門業者として長年の歴史と実績を積み重ねてまいりました。
この度、【鯨油】が秘める効果効能に注目し、世界で初めて化粧品を製造しました。
お肌で悩むすべての方に自信をもってお勧めいたします。

バレイアクリームの誕生秘話

 弊社は約20年間、鯨の加工業を営んでおります。主な加工商品は鯨ベーコンやオバケ、コロなどです。
さて弊社がバレイアクリーム(バレイアとはスペイン語で鯨という)を作る事になったきっかけは、鯨の加工をはじめてから、取引先など周りの人から「おたくの従業員はみんな顔や手が艶艶して綺麗ですね」とよく言われるようになりました。その当時はあまり気にもしていなかったのですが、それから約10年経ったある日、ひどく手の荒れた従業員が入社してきた時のことです。その従業員は、私どもの会社に入社するまでは建築関係の防水職人として働いていたため、手の皮は荒れてボロボロになっておりました。そんなボロボロの手が、入社から1ヶ月も経たないうちに驚くほど綺麗になったのです。
 この現実を目の当たりにして、鯨の脂には人間の皮膚に非常に良い成分が含まれていると確信しました。
 弊社は早速、鯨の脂を分析し、これを原料とした商品の開発に取り組み、今までの体験から先ず保湿クリームの製造に取り組むことになりました。しかしながら商品開発は、鯨油を取り扱うのが初めてのメーカーばかりで、なかなか思うように商品化ができず困難を極めておりました。またその中で最も苦労したのは、臭いの問題でした。鯨の脂は非常に臭いがきつく、なかなか最終製品までたどり着けなかったのです。商品開発を始めて約1年が経過し、もう商品化するのは無理ではないかとあきらめかけていた時、幼少時からアトピーで苦しんでいた従業員が、普段常用していたステロイドが無くなってしまった為、仕方なく試作段階の保湿クリームを自分の体に塗ったのです。すると従業員は「これ、いつも使っているステロイドよりもいいです」と絶賛したのでした。
 弊社はこの従業員の一言をきっかけに、改めて製品を是が非でも完成させる決心をしました。
それから約1年、ようやく試作が完成し本格生産に掛かろうとした時のことです。鯨油のINCI登録の有無を確認したところ、なんとINCI登録がなされていなかったのです。
 INCI登録とは、化粧品の原材料となる全てのものに対して登録が必要であり、INCI登録されていない原材料は基本的に使用は認められていないため、必要不可欠なものでした。
 このことから生産開始予定を急遽変更し、先ずは鯨油のINCI登録の申請を早急に完了させる事に全力を注ぎました。ところがよく調べてみると、INCI登録を申請する場所はアメリカであり、なおかつ申請して登録されるまでは約1年~2年掛かることや、アメリカは反捕鯨国であり、鯨油がINCI登録されない可能性すらある事が判明し、またもや大きな問題を抱えてしまったのです。
 しかしながら、これまでの苦労を水の泡にしてはいけないと思い、約2年かけてINCI登録の申請を行い、登録を完了させました。
 弊社はこれを機に、前回以上に良い商品を作りたいという思いで、一から商品開発を進めることにしました。しかしながら、やはりここでも臭いの問題が最大の難関で、幾度も試験を繰り返し、商品開発を再開してから約3年経ってようやく納得する製品が出来上がりました。
 こうして鯨を原料とした商品開発を手掛けてから約9年の歳月を費やし、ようやく鯨うるおい保湿クリーム「bareia Cream」が完成したのです。このような鯨を原料とした保湿クリームは当然、世界初であり、今現在この世に類似品はありません。またこの鯨うるおい保湿クリームは1年に2度しか行わない調査捕鯨の副産物を原料としており、限られた数量しか作る事ができない非常に貴重なものなのです。

■ baleia Cream ■

年齢から感じる乾燥と、乾燥トラブルを解消。
その高い保湿力で肌にベールをつくり水分を逃がさず、硬くなった角質肌をふっくら弾力のある肌に導きます。

くじらの全部を使いたい

 Baleia Cream は“くじら油”が配合されています。
 くじら肉の加工食品を製造する工場では、脂肪が使いきれずに廃棄がでてしまっていました。ある時、加工場スタッフが脂を手に塗っているのを見かけます。そのスタッフはアトピー肌のため肌が乾燥しがちで、その対策に脂を塗っていたそうです。
 くじらの脂は、密着性が強く水をよくはじくため、そこで働くスタッフは水仕事にも関わらず肌荒れを起こすことがほとんどなかったのです。このことに気づき、再利用に繋げられると思い、化粧品への開発が始まりました。

くじら脂の開発

 使用しているくじらは、ミンク鯨と呼ばれるヒゲクジラで、日本近海を含め世界中に生息している種類になります。
ミンク鯨は、国の調査捕鯨で捕獲したくじらで、最も流通が多く、くせが少なく柔らかい肉質で食べられている品種になります。
 食肉加工の際にでる脂を、専門の工場で夾雑物を取り除いたり、より手に取りやすいように脱臭処理に取り組みました。
何度も試作を重ねることで、化粧品として使用できるほどの品質に仕上げることができました。

鯨油の効果

 良質な鉱物油がなかった時代は鯨油が主流で、冷たい深海でも固まらない油は特に貴重で蒸気機関をはじめ産業機械の潤滑油や灯油、化粧品など、あらゆる用途で使われていました。
 たとえば、そのほとんどが石油から精製されているステアリルアルコールは、鯨油をマネして作られました。ロウに似た感触を持ち、べとつかず皮膚を保護してくれる作用があるとされ化粧品で現在も多く使われています。
 漁師の間では、火傷やしもやけに効くといわれ、鯨油を軟膏として使われていたこともあるようです。

こだわり① オンリーワン原料“鯨油”を配合

くじら加工の工場で廃棄されていた油を再利用。
独特のニオイがあるため、使用しやすいように精製し匂いを軽減しました。
くじら油は軟膏のように密着感がありますが、べたつかないサラッとした感触です。

こだわり② その他こだわり保湿成分を配合

シア脂・・・シアバターとも呼ばれ、肌を柔らかくしてくれます。
スクワラン・・・サトウキビ由来のスクワランを配合。保湿効果の高い成分です。
ホホバ種子油・・・サラッとした感触の油で、肌にフタをして水分の蒸発を防ぎます。
ヒアルロン酸Na ・・・多量の水を含むことで、乾燥から肌を守ります。
グリチルリチン酸2K ・・・甘草から抽出した成分で、その抗炎症効果で肌荒れを防ぎます。

こだわり③ 1本4役の“マルチ全身クリーム”

■Face
1.洗顔後のスキンケアに
2.クリームパックに
■Hand
1.水仕事前後のハンドケアに
2.ささくれ防止に
■Body
1.入浴後のボディケアに
2.かさつきやすい、ひじ・ひざ・かかとに
■Hair
1.アウトバストリートメントとして
2.毛先のパサつき保護に

こだわり④ 3つのフリー

1.合成着色料フリー
2.パラベンフリー
3.シリコンフリー

商品仕様
Baleia Cream
販売名:F・Gクリーム
内容量:50g
販売価格:
ご使用方法:適量を手にとり、乾燥などの気になる箇所に、よくなじませるようにご使用ください。
特徴:ハーブの香り

効果・効能

 鯨は主に北極海や南極海といった、極寒の海域に生息しております。人間と同じ哺乳類である鯨がどうしてこのような極寒の海で生きていけるのでしょうか?それは、鯨の身体全体を覆っている本皮と言われる部分が鯨の体温を保っているからなのです。この本皮こそが、この鯨うるおい保湿クリームの原料のもとになっております。鯨が極寒の海で生き抜いていけるのは本皮の超保湿力のおかげであることは言うまでもありません。その保湿力の源が、この鯨うるおい保湿クリーム「baleia Cream」に入っているのです。鯨油は昔から欧米では口紅や皮膚クリームなどの化粧品の製造に使われていました。
 日本では万能薬として重宝されていた昭和時代のハンドクリームの容器に、[マッコウクジラの脳油から作られ、捕鯨者の間で火傷やしもやけに効くといわれた」と効能書きにあります。(資料:勇魚文庫)
 また、日本捕鯨協会からも「鯨はアトピー性皮膚炎に効果がある」と紹介されています。(資料:勇魚・勇魚通信)
このように昔は万能薬のように扱われていたにも関わらず、商業捕鯨禁止によって世間の手元から一度は消えて無くなってしまった鯨油をもう一度復活させ、皆様のお手元にお届けすることが弊社の責務であると思っております。